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愛知県菓子技術専門校で、シュー生地の授業をお手伝いしてきました。

こんばんわ。焼き菓子池田です。

今日は製菓学校の助手をしてきました。


愛知県職業訓練会館の中にある、愛知県菓子技術専門校です。

この学校は、洋菓子、和菓子に関わる仕事をしている人が通う夜間の学校です。
生徒さんは皆、仕事をしてから夕方この学校に来て授業を受けています。

私が修行していたプチフレーズのマスターが校長で、アトリエ705のなおこさん(プチフレーズ時代の先輩)が洋菓子の教科主任をしている縁で、2018年から助手としてお手伝いさせてもらっています。


今日の授業は、校長ことマスターが講師で、シュー生地の授業でした。


ソフトシュー


ハードシュー


クレームパティシエール(カスタードクリーム)

製造法、配合の違いについて「なぜそうするのか」。
失敗例を挙げて「なぜそうなるのか」。
製菓理論を織り交ぜながら、学んでいきます。

特に印象的だったのは、マスターの「失敗のリカバリーには知識が必要」という言葉でした。
例えばシュー生地の仕込みで、計量を間違えたり、仕込みに時間がかかりすぎて生地が冷えてしまったとき、生地が柔らかくなりすぎてしまうことがあります。
そのまま焼くと、膨らみが悪くなります。
お菓子屋さんだと1回に仕込む量も多く、「失敗しました、じゃあ捨てます」という訳にいきません。
そんなとき、知識があればシューロールに転換することができます。
(※シューロールとは、シュー生地を薄くシート状に焼き、ロールケーキの表面に巻いてアプリコットジャムを塗って仕上げます。修行先で好きだったケーキのひとつです。)

授業の時間に余裕があったので、シューロールのデモもやってくれました。
限られた授業時間内で、できるだけたくさんの事を学んでもらいたいという先生方の心意気が好きです。



今日は他の先生方も、お手伝いや写真撮影をしに駆けつけてくれました。
みんな優しくて面白くて、いい人たちばかりで楽しいです。

私は助手で、計量や道具の準備、オーブンを見たり、授業の進み具合を見たり、なんやかんやするのですが、
道具の場所は生徒さんの方が詳しいので、教えてもらったり、計量を手伝ってもらったり、いろいろ助けてもらいました。
お手伝いに来てくれた先生方にも、オーブンを見てもらったり、片付けを手伝ってもらったりしました。
ありがたや〜〜。

授業が終わった後、中に着ていたTシャツが汗でびっしょびしょでした。笑
知らぬうちにテンパっていたのでしょう。笑

では!